例年この時期はネコの避妊・去勢手術の予約が多くなります。
12月末の冬至が過ぎて日が長くなり始めるとネコは発情期を迎えますので、この時期が避妊・去勢手術の問い合わせや、予約が増えてきます。
メスの避妊手術は全身麻酔下のもと、開腹手術で子宮卵巣を摘出します。
オスの去勢手術は同じく全身麻酔で精巣を摘出します。
ネコのメスは交尾刺激性排卵と言って交尾をしないと排卵をしませんので、だらだらと発情行動が続きます。
発情を終了させるために人工的に陰部刺激をする方法もあるようですがなかなかうまくはいきません。
手術といえば過去は、痛くて当たり前の考え方でしたが4~5年ぐらい前より疼痛管理という概念が獣医学領域で広まり術後の疼痛管理として痛み止めを投与するのが今は常識となっています。