当院では獣医師である院長が口腔内診断・治療を、動物看護士である前中・加藤が口腔内ケア(歯磨き指導)を、口をまったく触れないわんちゃんに対する対処法をトレーナーである梶山がそれぞれ分担し、各自セミナーや学会等に参加して最新の知見を元に治療・指導に当たっております。
口腔内に関するトラブルやささいな疑問でも結構ですので、気になる事があれば是非一度ご相談下さい。
歯周病に関する研究
大型犬の飼育率が多いアメリカで、3歳齢以上の犬・猫の約80%が歯周病に罹患していると報告されていました。しかしこのデータは30年以上前のものであり、最近では小型犬の約90%以上はすでに1歳齢未満で歯周病により歯槽骨の吸収を生じていると言われています。また、歯は万病の元と言われていますが2016年の報告で猫において慢性腎不全の進行のリスクファクターに口腔内疾患が挙げられています。(興味がある方はpub medで検索してみてください。「Risk Factors for Development of Chronic Kidney Disease in Cats.」)