マイクロスコープでの
歯科治療

当院では、歯周基本治療でのスケーリングにマイクロスコープを用いたM-MINST (低侵襲非外科治療変法)を実施しております。
(参考)NibaliらによるMINSTのプロトコル
・浸麻下で歯周ポケットの底まで歯根表面のデブライトメントを徹底的に行う
・軟組織、特に歯間乳頭への外傷を少なくするために、厚みが薄くそしてデリケートなチップを超音波器材に取り付けて使用する。手用キュレットはグレーシーのミニキュレットやマイクロミニキュレットを併用する。故意に歯根表面を滑らかにしたり歯肉を傷つけたりしない。
・3.4倍のサージカルルーペを使用する。
・垂直性骨欠損に出血を伴う上下運動のデブライトメントを行うことによって、血餅形成の安定化を促進させる(歯肉縁下の洗浄は行わない)

実際のM-MINSTの動画

歯周組織再生療法


M-MINSTで治癒しきれない骨欠損や深いポケットに対して、FGF-2(リグロス)やβーTCP製剤等の骨補填材、CGF(Concentrated Growth Factors)を用いた歯周組織再生療法を行う事があります。歯周組織再生療法は日々のプラークコントロール(歯磨き)が出来る事や適応部位、実施する歯の歯肉状態など様々な条件がありますが、歯周組織再生療法により今まで抜歯せざるを得なかった歯を保存できるようになってきました。

CGFを用いた歯周組織再生療法

歯冠修復・歯内治療


硬いものを噛んで歯が割れたり欠けたりしまうことがあり、歯の破折と言います。歯髄が口腔内に直接出ている状態(露髄)や根尖病変を形成している場合は歯内療法、露髄せずに口腔内レントゲン上でも根尖病変が認められない場合は歯冠修復を行います。

歯冠修復

破折片を取り除き、歯肉切除後にCR(コンポジットレジン)にて歯冠修復を行いました。今後、根尖病変が形成されないか定期的な経過観察が必要です。

歯内療法

薬剤が口腔内に漏れないようにラバーダムをかけ、マイクロスコープを使って根管口を見つけるための穴を掘り(アクセスキャビティ)、ニッケルチタンファイルを用いて拡大・形成していきます

歯内療法 - 2

拡大・形成がおわると十分な洗浄を行い、GP(ガッタパーチャー)で根管充填をします。

トム動物病院

〒669-1316
兵庫県三田市上井沢 583-3

診療対象動物 犬・猫

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Tel079-567-2560

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